Anti-Earthquake地震対策事業
事業についてAbout
“未来の安心と安全”をつくる
リノベーション
国土交通省発行の「マンション耐震化マニュアル」には、地震大国である日本のマンションが地震によって甚大な被害が発生する恐れがあり、居住者の安全・安心の確保と、長く住み続けられるために、マンションの構造上の対策と構造以外の対策が示されています。弊社は構造上の対策として、①耐震補強を主体とした事業と、構造以外の対策として、②雑壁の破損による玄関ドアの開閉不能防止③外廊下・バルコニーの落下防止④外壁・内壁の仕上げ材の落下防止の4事業を中核としてマンションの地震対策に取り組んでいます。
私たちがご提案できること
- 耐震補強(構造上の対策)
- 地震対策(構造以外の対策)
耐震補強Reinforce
サイド・ポ・スト工法(特殊工法)
特殊耐震補強 サイド・ポ・スト工法【建防災発第2669号】
本工法の略称の「サイド・ポ・スト工法」とは、「サイド」は{そで壁}を、「ポ」は{ポリマーセメントモルタル}を、「スト」は{強くする(strengthen)}を、そして「ポ・スト」で、ポスト、すなわち、{後から補強する}、という意味があります。
マンション等のそで壁付柱に組立鉄筋(Aタイプ)と特殊ポリマーセメントモルタルを用いて、左官工により鏝(こて)塗り付けして耐震補強を行います。
詳しい情報は、PMG-SWR工法研究会のウェブサイトをご覧ください。
地震対策Resistance
地震対策は耐震補強だけではありません。
国交省編集【マンション耐震化マニュアル - 平成26年7月再改訂】に以下の対策が記載されています。
1.1.3 構造以外の耐震対策
(1)避難経路関連
- 1)雑壁の破壊による玄関ドアの開閉不能防止
- 2)外廊下・バルコニーの落下防止
- 3)エキスパンション・ジョイントの地震対策
- 4)屋外鉄骨階段の地震対策
- 5)エレベーターの地震対策
- 6)外壁・内壁の仕上げ材地震対策
- 7)窓ガラスの地震対策
これだけのものが上げられています。
その中でも、1)2)6)に私たちは注目してご提案いたします。
雑壁の破壊による玄関ドアの開閉不能防止
玄関、窓等の開口部が一定以上ある柱・梁に囲まれた壁(雑壁)は、大地震時にはせん断破壊が生じる可能性があり、玄関ドアのドア枠・蝶番・ドア本体の変形により、ドアが開閉不能に至るおそれがあります。ラーメン構造のマンションの桁行き方向(長辺方向)には、こうした雑壁が多くあるため、注意が必要です。
このため、耐震ドア(耐震枠、耐震蝶番等)に取替えることや、ドアの位置を躯体の壁面から外すことなどが必要となります。また、開放廊下の窓からも避難できるように、共用廊下側の窓面格子を非常時脱出機能付き面格子にすることも考えられます。
タフウォール(方立壁破損低減工法)
雑壁・方立壁に組立鉄筋を特殊ポリマーセメントモルタル定着させることで地震時のせん断破壊による破損を低減させます。詳しい情報は、PMG-SWR工法研究会のウェブサイトをご覧ください。
2DOORデレマース(非常脱出扉付きドア)
地震によりドア枠・扉が変形してしても扉内の非常ドアから脱出が可能。また、脱出後の防犯も考え施錠も出来るから安心!
詳しい情報は、東海ドア株式会社のウェブサイトをご覧ください。
地震による変形力を、扉本体の“クラッシャブルゾーン”が
吸収し、避難用子扉を守ります。
外廊下・バルコニーの落下防止
共用廊下、バルコニー等の片持ちスラブの躯体内に雨水が浸入し、鉄筋腐食によりスラブの耐力が低下したため、
地震による上下動で避難経路となる共用廊下・バルコニー等が脱落した事例があります。
適宜、耐力を調査し、必要に応じて鋼材ブラケット(柱や梁から横に出した鋼材のささえ)等による補強をしておくことが望ましいとされています。
外壁・内壁の仕上げ材地震対策
建物外壁や共用部分の内壁の仕上げ材が破損等し落下すると、二次被害を起こしたり、避難時の障害になることもあります。下地のコンクリートのひび割れや、タイル等の外壁仕上げ材の浮き等を、日常の管理段階から調査・診断し、必要に応じて補修しておくことが望ましいとされています。
手すり支柱内の滞留水を排出し特殊発泡ウレタン樹脂を支柱内に充填し雨水の浸入・結露を防ぎます
詳しくは、PGM協会ページをご覧ください。