Column情報コラム
コラム:ガラスの種類と用途
前回は窓ガラスが普及するまでを簡単にまとめました。窓ガラスにも発達の歴史があるのですね。現在の暮らしに不可欠な板ガラスはソーダガラスが大元になっておりいろいろな機能を加え用途に合わせて使われています。今回は省エネに重要な窓ガラス板についてみてみましょう。
板ガラス…窓ガラスに使われている透明なガラス
型ガラス…ガラスの表面に細かな凹凸、幾何学模様や植物などの柄をつけ視線を遮る
擦りガラス…砂などを吹き付けて表面を荒らし視線を遮る。水にぬれると透過性を持つ
強化ガラス…熱や衝撃に強いガラス 粒状に割れるので怪我をしにくい
Low-Eガラス(エコガラス)…二枚のガラスの間にLow-E膜という金属膜を貼り
アルゴンガスを封入したガラスで遮音、断熱に対応
先進的窓リノベ内窓のAランク、Sランク対象です
ペアガラス…二枚のガラスの間に空気層を作り遮音や遮熱に対応
先進的窓リノベ内窓のAランク対象です
真空ガラス…二枚のガラスの間が真空状態のペアガラス
先進的窓リノベ内窓のAランク、Sランク、SSランク対象です
合わせガラス…二枚のガラスの間に樹脂膜を挟み割れにくくしたガラス 防犯向き
地震の時も割れにくく飛び散りにくい
網入りガラス…金属の網が入ったガラスで火災などで一定時間以上耐えられるガラス
普段身近な存在のガラスもたくさんの種類と用途がありますね。家の総熱量の出入りの割合は、夏に74%流入し、冬は52%の流出になるといわれています。性能の良いガラスは板ガラスより高価ですが、たとえ初期費用が掛かっても長い目で見ればお財布にも優しく地球にも優しい、そしてなにより大きな工事をしなくても省エネに貢献できる窓ガラスの交換をお勧めします。
満開の桜が20階のオフィスからきれいです。桜並木もよいですが、山の斜面などにポツンと咲いている桜にも惹かれるKOKIAでした。次回は窓に発生する「結露」の予定です。 コラム担当KOKIA