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【コラム】フルリノベーションとは?
前回のコラムではリフォームとリノベーションの違いについて説明しました。
「リノベーション」の中でも大きく「フルリノベーション」と「部分リノベーション」に分けられます。
弊社では「フルリノベーション」と「部分リノベーション」をリノベーションする範囲や規模によって分けています。
今回は「フルリノベーション」についてご説明します。
■フルリノベーションとは
「住宅全体をリノベーションすること」をフルリノベーションといいます。
弊社では、大きな間取り変更を伴うリノベーションを「フルリノベーション」としています。
その中でも、構造上必要な柱や壁のみを残してリノベーションすることをスケルトンリノベーションといいます。
■スケルトンリノベーションとは
間仕切り壁や柱を取り壊して、構造上必要な柱や壁のみの「スケルトン状態」にし、リノベーションすることを「スケルトンリノベーション」といいます。
床や天井の高さを変更して室内の段差を解消したり、あえて段差を作ったりすることも可能です。
設備面でも給水管を新しく引き直したり、キッチンの位置も変更したりすることができます。
大きな間取り変更が可能になるため、家の中のイメージを大きく変えることができるのがスケルトンリノベーションの良い点です。
ただし、マンションのリノベーションでは専有部内でも排水管とパイプスペースの位置が決まっています。
そのため、とくに水まわりの位置変更が難しい場合があります。
また、建物の構造によっては取り壊せない壁が存在することもあります。
プランや見積の段階では、竣工図や設計図書を見て現地調査を行ったうえで取り壊せない壁や配管の位置を判断いたします。
マンションの竣工図などは管理事務所で保管されています。
■フルリノベーションにかかる期間
リノベーションの内容によっても変わりますが、工事の期間はおおよそ2~3ヶ月程度かかります。
フルリノベーションの場合、部屋のほとんどを解体してしまうため、工事中は仮住まいを用意していただく必要があります。
また、家具や家財道具も置いておくことはできないため、賃貸先にすべて移動させるか、入りきらない場合はトランクルームを活用していただくことになります。
■フルリノベーションにかかる費用
1,000万円程度が目安です。
もちろんリノベーションの内容や広さによっても変わりますが、お風呂やトイレ、キッチンなどの設備機器はグレードなどによっても金額は変わってきます。
リノベーションにあたり、どうしても譲れない点や優先順位などを事前に整理しておくと良いかもしれません。
また、リノベーションでは解体してみてから建物の状況がわかるのが新築との違いです。解体後に追加で工事が必要になり追加費用がかかる場合もあります。
■まとめ
・フルリノベーションとは、「住宅全体をリノベーションすること」。
・構造上必要な柱や壁を残し一旦スケルトン状態にしてからリノベーションすることを「スケルトンリノベーション」。
・マンションは玄関より内側でも壊せない壁や配管がある。
・フルリノベーションにかかる工事期間は約2~3ヶ月。
・費用は1,000万円~が目安。追加工事費がかかる場合もある。
家をフルリノベーションできれいにすることはとても夢のあることです。
その反面、決して安い買い物ではなく、一生のうちに何回もフルリノベーションをする機会はないので、不安に思うことも多いと思います。
今回のコラムの内容で少しでもフルリノベーションについての不安が解消できれば幸いです。
今回のコラムの内容について詳しく聞きたい、フルリノベーションを考えている、などのご相談がありましたら、三和テクノスのホームページのお問合せフォームよりお気軽にご連絡ください!